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生産拠点の海外への移転に伴う国内産業の空洞化、 原材料の高騰や部品調達の長納期など困難な経済環境にありますが、 国内機械産業は自動車を中心に活発な状況を呈しています。

私どもの周りでも、多くの製品、生産設備が海外に移転し、 国内産業の空洞化を目の当たりにしていますが、 生産活動に携わる人口が減少している現状では生産技術が確立した製品は人件費、 インフラ、消費地に近いなど条件のよい場所で生産することは当然のことといえます。

このような環境の中で日本が担うべきは技術開発、生産技術の確立など頭脳集約型の業務であり、 ここに独自性、高付加価値を求めるべきだと考えます。

また、発展している分野がエレクトロニクス、オプティックスなど高精度・超精密を指向する産業であり、 各種の加工方式の中で砥粒加工は最もこれを達成するのに適した研究・技術分野であると考えます。

正に、砥粒加工学会はこのような環境をサポートするのに最適な学会と言えます。 産官学の会員が砥粒加工を中心に親密に交流し、切磋琢磨してゆくことによって、 日本のものづくりに貢献し、今後の日本のものづくりのあり方を方向付けるものと思います。 当学会は、産業界と学会の交流・連携をより活発にするため、 賛助会員(法人会員)のための賛助会員会を設け、 学会活動を支援するとともに賛助会員相互の交流を図っています。 毎年開催されております学術講演会ABTECにも多数の企業の技術者に参加いただいており、 企業からの参加が他学会に比べ大変多く、研鑽・交流の場として有効に 活用いただけている証だと自負しております。

また、賛助会員の研鑽を目的に研究・見学会、講演・交流会を活発に行っていますので ご参加をお願い申し上げます。

当学会の特徴ある賛助会員会の活動内容をご理解いただき、 さらに多くの賛助会員の皆様の賛助会員会へのご参画を得たいと存じます。 また、賛助会員会をさらに活性化するために、 皆様方からのご意見とお力添えを頂きますようお願い申し上げます。

社団法人 砥粒加工学会 賛助会員会 会長
          田中 克敏