東芝機械株式会社
http://www.toshiba-machine.co.jp/jp/index.html
豊田バンモップス株式会社
株式会社豊幸
株式会社ナガセインテグレックス
株式会社 クリスタル光学
株式会社ジェイテクト
三鷹光器株式会社
三井精機工業株式会社

会長就任のご挨拶

会長就任のご挨拶

公益社団法人 砥粒加工学会 会長 向井 良平
公益社団法人 砥粒加工学会
会長  向井 良平

はじめに

  さる2月28日に開催されました2019年度通常総会におきまして,2019・2020年度の学会会長を拝命いたしました。ここに一言,就任のご挨拶をさせていただきます。

  砥粒加工学会は1957年に砥粒加工研究会と関西砥粒加工研究会を母体として発足しました。その後,1995年11月15日に法人化され,社団法人砥粒加工学会として生まれかわり,2009年には公益社団法人として認定されました。この60年余にわたる間,一貫として砥粒加工技術,工具技術,加工機械,計測技術など,ものづくりに関する技術を総合的にとらえる学会として活動をして参りました。このような歴史ある本学会の会長職を拝命することは,私にとりましても大変栄誉なことであるとともに,その責任の重さを痛感しております。

  これまで学会の発展にご尽力されてきた歴代会長の方針を継続するとともに,学会の更なる発展のため,事業活動の基盤の充実,並びに財政基盤の確立が私に課せられた重要な命題であると考えております。

「加工」を専門とする特徴ある学会

  今ものづくりの現場では,例えば自動車に見られるように,百年に一度の大きな変革を迎えています。「CASE」と言われるように従来のハードそのものが大きく変わり,またモビリティへの価値が,単なる移動媒体から安心して自由に移動を楽しめるパーソナルモビリティへと変わろうとしております。
一方,少子高齢化,働き方改革と言った社会的環境要因や,AIやIOTに見られるコネクテッドインダストリの実現に向けた動きが我々の職場や生活に,もはや当たり前のように押し寄せてきています。
しかし,いくら工場が自動化されようがモノづくりにおいては,また加工の世界においては,除去加工であろうが,付加加工,変形加工であろうが,加工時における材料と工具,あるいは材料とその材料の変化などの現象は,常に解明され続けなければ,それ以上の高度な加工は実現できません。また先般のはやぶさ2における成功の影には,多くの中小企業での加工が役割を果たしたと聞いています。
砥粒加工学会は,「加工をコア」として,それに関連するさまざまな要素の研究や加工現象の解明、新たな加工方式の発見、発明等を役割とする専門学会です。 この役割を今後も継続し、より専門性の高い学会にしていくことに学会の存在意義があるものと確信しています。

産学官連携、産産連携の強化

  当学会は発足当時,大学や研究機関だけでなく当時の産業界,特に比較的小規模な企業の技術者たちも,熊谷直次郎先生のもとに集まって発足した歴史から見ても,企業と産業界との協力関係を重要視していくことが伝統的な学会です。学会という高い敷居ではなく、広くものづくりの現場から学会に参加してもらえるようにしていきたいと思います。そのためには,賛助会員会の役割をより明確にしていき,賛助会員会を中心に,学会と中小のものづくり企業との橋渡し役を積極的にお願いし、その活動により、学会の活性化、魅力ある学会への変身を強固なものとしていく所存です。
また,各種専門委員会には常にホットな話題を提供していただき,より産学官,産産の情報交換の場とした交流も活発にしていきます。

  これまでの学会誌(JSAT Journal)発行を引き続き基軸とし,学術講演会(ABTEC)や先進テクノフェア(ATF),国際的な情報発信の場としての国際シンポジウム(ISATT)を開催していきます。なお今年度の第22回ISATTは,12月6日から中国の深玔で開催する予定です。奮ってご参加のほどよろしくお願い致します。

  本学会は伝統的にざっくばらんな雰囲気のもと議論する環境が醸成されていると感じております。この伝統を引続き,公益社団法人として広く開かれた学会運営を目指してまいります。 学会長として学会の継続的発展のため,会員の皆様にとっての魅力ある学会つくりを微力ではありますが,誠意努力していきたいと考えております。会員の皆様の学会活動への積極的ご参加と,ご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。