- 活動主旨
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立方晶窒化ホウ素(cBN)およびダイヤモンドを用いた加工技術は,自動車,航空宇宙,光通信,半導体,環境・エネルギー,バイオメディカル産業等の幅広い分野で応用されるようになり,その需要は益々増大するとともに,さらなる高レベルの加工技術が求められています.
本専門委員会は,cBNおよびダイヤモンド素材,それらを用いた加工工具(切削工具・研削砥石・研磨工具・マイクロ工具等)とその性能,加工メカニズム,加工機械,各種難削材加工,各種複合・融合加工法(超音波,エネルギービーム,光,熱化学加工等との融合加工法),および環境に調和した生産加工システムなど,cBNおよびダイヤモンドを応用した加工技術の基礎から応用にわたる先駆的・革新的課題についての研究講演会,技術交流会,見学会,セミナー,シンポジウム,共同研究等を実施するとともに,関連する技術者・研究者間の交流を促進することにより,人と地球にやさしくかつ有用な生産加工技術の発展に貢献することを目的としています.
- 活動方針
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cBN&ダイヤモンドを応用した加工技術はいままさに進化中であり,そこにはまだ見ぬ多くの可能性が秘められています.本専門委員会は,cBN&ダイヤモンドの未見のポテンシャルを発見し,発現させ,これらを活用してcBN&ダイヤモンド加工技術の革新を図り,生産技術の発展と人類の平和に貢献することを目標としております.具体的には,図に示す「高精度化」「高能率化」「微細化」「自動化・知能化」「環境」「安全」の六つの柱から成るcBN&ダイヤモンド加工技術のヘキサゴナルイノベーションを目指し活動しています.
cBN・ダイヤモンドの未見のポテンシャル
cBN・ダイヤモンド加工技術の
ヘキサゴナルイノベーション
- 活動計画
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○ 年3~4回の研究講演会(技術討論会)を開催します.
○ 技術交流会(懇親会)や見学会を併催します.
○ 必要に応じてセミナーやシンポジウムを開催します.
○ 必要に応じて特定課題についてのワーキンググループを設け,検討します.
○ 必要に応じて賛同者による共同研究を実施します.
○ 要望により関連する図書(単行本あるいは報告書)を編集・刊行します.
- 主要検討テーマ
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○ cBN・ダイヤモンドの物理化学的性質・機械的性質・トライボロジー特性
○ cBN・ダイヤモンド砥粒,砥石,研磨工具,切削工具等の開発と加工特性
○ cBN・ダイヤモンド工具の成形加工技術の研究
○ cBN・ダイヤモンド応用マイクロ加工(ドリル・エンドミル・研削等)の研究
○ cBN・ダイヤモンド工具を用いたナノメータスケール超精密・微細加工技術開発
○ cBN・ダイヤモンド工具による高能率高品位鏡面加工法の研究
○ cBN・ダイヤモンド工具による各種難削材加工の改善
○ cBN・ダイヤモンド工具を用いた超音波援用加工法の開発
○ cBN・ダイヤモンド応用環境調和型加工システムの開発
○ レーザ加工・放電加工・電気化学加工等との複合・融合加工法開発
○ その他,cBN・ダイヤモンドを応用した加工技術・加工法の研究開発 など
- 専門委員会構成
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2012-2013年運営委員 委員長 市田 良夫 CBN&Dナノ加工研究所 副委員長 呉 勇波 秋田県立大学 幹 事 佐藤隆之介 宇都宮大学 幹 事 上野 秀雄 宇都宮大学 幹 事 藤本 正和 秋田県立大学 幹 事 垣生 茂 経営・技術研究所 飯野 敏明 栃木県産業振興センター 伊藤 伸英 茨城大学 大久保準一郎 鶴岡工業高等専門学校 太田 稔 京都工芸繊維大学 梶野 仁 三井金属鉱業㈱ 国府 大介 日立建機㈱ 柏崎 親彦 栃木県産業技術センター 澤 武一 東京電機大学 周 立波 茨城大学 神 雅彦 日本工業大学 田辺 実 明治大学 東江 真一 ものつくり大学 林 偉民 群馬大学 会 員(2012年8月25日現在) 企業会員 14社(登録者数38名) 個人会員 61名 学生会員 7名 全会員数 106名