関西地区部会長挨拶
公益社団法⼈砥粒加⼯学会 関西地区部会 部会長
関西大学
古城 直道
このたび、砥粒加工学会関西地区部会の2025-2026年度関西地区部会長を拝命いたしました、関西大学システム理工学部機械工学科の古城です。日頃から関西地区部会の活動にご理解とご支援をいただき深く感謝しております。
関西地区部会は、その前身が1957年に発足した関西砥粒加工研究会であり、大変長い歴史をもった組織になります。学会法人化に伴う合併を経て,2009年の公益社団法人化に合わせ関西地区部会となりました。本地区部会の活動範囲は関西と周辺の中国・四国・中部地域を含む広域関西地区です。
2020年度から2022年度にかけては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、関西地区部会においても活動の自粛や縮小を余儀なくされましたが、2023-2024年度には対面開催への移行が進められ、2023年度に3回、2024年度についても4回の研究見学会が実施されました。コロナ禍を経て、日常業務についてはリモート会議や会議時間の効率化、生成AIの活用など、新しい働き方が普及しましたが、研究見学会では、技術交流会を含めて実施することで、引き続き関西地区部会ならではの交流の機会を設け、生産加工および先端加工に関係するみなさまにとって有益な時間を過ごしていただきたいと考えております。
2025年は砥粒加工学会の法人化および関西地区部会発足の30周年を迎える節目の年となっております。また、EXPO 2025(大阪・関西万博)が4月~10月に開催される中、9月には関西大学でABTEC2025(砥粒加工学会学術講演会)を開催いたします。会員のみなさまにおかれましては研究見学会および学術講演会への積極的なご参加を期待しつつ、関西地区部会としても産官学の技術者、研究者の出会いの場を設けて連携を高めることで、技術の発展ならびに産業への貢献を目指して運営を進めていきたいと思います。
最後になりますが、みなさま方のお力添えをいただきながら、この重要な責務を全うできるよう努めますので、なにとぞよろしくお願いいたします。