砥粒による超精密加工は,ダイヤモンドなどの砥粒粒子の大きさに依存するため,
加工精度の下限が決まってくる.
これに対して,レーザ加工・プラズマ加工・荷電粒子加工などのエネルギービーム加工は
砥粒の制約を受けることがない.
これまで,エネルギービーム加工は,滑らかに加工できない加工法として位置付けられてきたが,
精密にエネルギーを絞る技術なども進歩しており,かつてよりも精密な加工を実現しつつある.
そこで,今回の研究会では,現在のエネルギービーム加工技術がどの程度進み,平滑に平面や曲面
を加工できるかについて,その動向を学ぶため,レーザ加工・プラズマ加工・荷電粒子加工などの
砥粒加工学会関西地区部会では,令和6年度の地区部会大会および第1回の研究会を関西大学千里山キャンパスにおいて開催いたします.第1回研究会では,最新の精密加工研究に関する講演会を企画いたしました.砥粒加工学会の会員・非会員を問わず,広く機械加工に関わる研究者並びに技術者の交流を目指しておりますので,多数の皆様のご参加をお待ちしています.なお,地区部会大会には,どなたでもご参加いただけます.